インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~
そう認めたのは
こいつがはじめて。



そんなやつを、

あたしなんかと
友達になってくれたやつを



裏切れるわけないじゃん。



置いてけるわけないじゃん。



助けないわけないじゃん。




仲間と友達が
どう違うかって?



そんなことは
どうだったいい。



いまやるべきことを
力の限りやるだけ。



それでたとえ
命を落とすことになっても



あたしは本望だ



ひかりには
それだけの価値がある。



いつしか
消えてなくなった
もうひとりの自分。




こんなふうに
ときどき現れては
あたしの心に揺さぶりをかける。



試されてのかもしれない。



弱い自分を。



小さい自分を。



醜い自分を。



それでもだれかにために生きていける人間でありなさいと教えてくれてる。



そんな気がしてならない。
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