インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~
「あのベンチのところにいれば、きっとあたしを見つけ出してくれるって」
「……」
いわなくても、
なにもいわなくても、
ちゃんと通じ合うものってあるのかも……
だけど、
それは
ほんとの友達だからこそ……
「レイちゃんの背中、あったかい」
「ちょっと運動したからな」
ひかりの体、
いい匂いするな。
ほんとは
そういいたかった。
「このまま死んじゃってもいいかも」
ひかりが弱音を吐いた。
そのか細い声が
そのまま消え入りそうな気がして、
あたしはまた
怒られるのを承知の上で勇気づける。
「なにバカなこといってんだよ」
「ほんと、わたしってバカですよね」
そういうと、
ひかりが力なく笑ったようだった。
どうやら、
いまは無礼講みたい。
それでも、
こんなときでも、
いつもの気遣いは忘れていない。
「腕、怪我してますよ」
「……」
いわなくても、
なにもいわなくても、
ちゃんと通じ合うものってあるのかも……
だけど、
それは
ほんとの友達だからこそ……
「レイちゃんの背中、あったかい」
「ちょっと運動したからな」
ひかりの体、
いい匂いするな。
ほんとは
そういいたかった。
「このまま死んじゃってもいいかも」
ひかりが弱音を吐いた。
そのか細い声が
そのまま消え入りそうな気がして、
あたしはまた
怒られるのを承知の上で勇気づける。
「なにバカなこといってんだよ」
「ほんと、わたしってバカですよね」
そういうと、
ひかりが力なく笑ったようだった。
どうやら、
いまは無礼講みたい。
それでも、
こんなときでも、
いつもの気遣いは忘れていない。
「腕、怪我してますよ」