インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~
「それで、そのことを兄にいったら、いきなり逆上しちゃって……」
ひかりは
それ以上いっていいものかどうなのか、
あたしの反応をうかがうように
そこでいったん言葉を切った。
なにかとんでもないことをされたのは予想できたが、最後まで聞かないことにはなんともいえない。
あたしはさきを促す。
「それで?」
「そしたら掴みかかってきて……押し倒されました……」
「押し倒されたぁ?……それでどうされたの?」
「……馬乗りになって抱きつかれて……」
「……」
「やめるようにって大声を出して抵抗しました。そしたら、ごめん、どうかしてた、って部屋から出て行きました……」
「……」
詐欺を働くばかりか、
人を傷つけようとまでしやがったのか……
それも血は繋がってないとはいえ、いままで一緒に暮らしてきた妹を襲うなんて……
「わたしは、もう怖くて怖くて……」
ひかりは
それ以上いっていいものかどうなのか、
あたしの反応をうかがうように
そこでいったん言葉を切った。
なにかとんでもないことをされたのは予想できたが、最後まで聞かないことにはなんともいえない。
あたしはさきを促す。
「それで?」
「そしたら掴みかかってきて……押し倒されました……」
「押し倒されたぁ?……それでどうされたの?」
「……馬乗りになって抱きつかれて……」
「……」
「やめるようにって大声を出して抵抗しました。そしたら、ごめん、どうかしてた、って部屋から出て行きました……」
「……」
詐欺を働くばかりか、
人を傷つけようとまでしやがったのか……
それも血は繋がってないとはいえ、いままで一緒に暮らしてきた妹を襲うなんて……
「わたしは、もう怖くて怖くて……」