インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~
だんだん気になってきて、ひかりの背後にさっと回ると、ケータイの画面を覗き込んだ。
ゲッ。
なんだよ、これ……
メール、
メール、
メール……
数えいきれないくらいの
メール。
それも
ひとりの男から……
そのひとつひとつは
短くシンプルで、
罵詈雑言が綴られてるわけでもないけど、
絵文字は一切ナシ。
「いまどこ?」
とか
「心配だ」
「電話して」
「ひかり?」
「なにしてる?」
とか………
けど、
それが逆に、
もどかしさや
いら立ちを必死で抑えこんでるようで
怖い。
見れば、
着信履歴もすべて
おなじ名前で埋め尽くされてる。
あいつ。
マジ、
キモい……
「やっぱり気になるんだ?」
あたしは
なんの気なしにきいた。
それならそれでいい。
ゲッ。
なんだよ、これ……
メール、
メール、
メール……
数えいきれないくらいの
メール。
それも
ひとりの男から……
そのひとつひとつは
短くシンプルで、
罵詈雑言が綴られてるわけでもないけど、
絵文字は一切ナシ。
「いまどこ?」
とか
「心配だ」
「電話して」
「ひかり?」
「なにしてる?」
とか………
けど、
それが逆に、
もどかしさや
いら立ちを必死で抑えこんでるようで
怖い。
見れば、
着信履歴もすべて
おなじ名前で埋め尽くされてる。
あいつ。
マジ、
キモい……
「やっぱり気になるんだ?」
あたしは
なんの気なしにきいた。
それならそれでいい。