インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~
「やだ。見ないでください。恥ずかしいですから」



さっと両手で
胸と下腹部を瞬時に隠すと、
今度はひかりが
背中を見せた。



「いえ、わたしはけっこうですから」



そう拒否して逃げようとしたけど、
左手で肩を押さえ
動けないようにして
背中から洗いはじめる。



「こら~、逃げるな」



「ほんと、あたしはいいです……あっ……」



「なに、感じてんの?」



「ち、ちがいますよ。くすぐったいだけで……あっ……」



「ほら、感じてる~」



「だから、ちがいま……あぁっ……ダメ……そこは……ううっ……はぁっ……」



だんだん
面白くなってた。




けど、
なんか苛めてるような
そんな気もしてきて
途中でやめた。



だけど、
べつにきわどい部分には
まったく触れてないってのに、

この感度の良さ……


これって
もしかして……
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