インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~
「やだね。だれか気をつけるかよ」



「も~」



まるで漫才。

ひかりはつっこみで、
あたしはぼけ!?



それをひかりも楽しんでるみたい。



「けど、まじでチアやってんの?想像できないんだけど」



「やってますよ~。でも、それをいうんなら、レイちゃんだってそうじゃない」



「あたしがなにさ?」



「詩」



「だから、あれはさあ、ただ好きで書いてるだけだから」



「それこそすごいギャップなんですけど」



「お前にいわれたくはないね」



「またお前って……」



ひかりが
ほんとにいじけたように俯く。



目の前で
そんなことやられたら
ほんとに悪いことしてるような錯覚がしてくる。



「はいはい。すみません。ひかりちゃんでした……」



「もういいません?」



「それは保障できないから」



「え~」



人に命令されるのは
当然嫌だし、
注意されるのもむかつく。
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