私だけの金髪王子様は二重人格
――チュンチュン。
朝から日差し強いんだけど。
俺は、太陽の眩しさで目を覚ました。
入学してから、一ヶ月くらいたった。
桜井とは、音信不通。
今は出来ればもう少し寝ててぇよ。
でも、もうすぐ朝食の時間だ。
だりぃ。サボりてー。
その時。
ドンドン。
ドアを叩く音がした。
「あ、あのまだ寝てる?起きてぇー!
朝食の時間だけど・・・・・・」
桜井夢虹だ。なんか声を直接聞くのも久し
ぶりかもな。
「まだ起きてねぇ」
「そっかぁ・・・・・・」
声が聞こえなくなった。
いやいや、
俺がしゃべって起きてないって言ってん
だから起きてるに決まってんだろ?
戻ってこねぇの?
てか、間違いに気づいてないのか。
ドンドン!!!!
おっ!
戻ってきたじゃん。
なぜかにやける顔。
やばっ!きもいな俺。