私だけの金髪王子様は二重人格

「ちょっとー!返事が出来るってことは起き
てるんでしょー!!
朝ご飯だってばぁー」



今頃って俺は思うけど・・・・・・。


「うるせぇー。鍵開いてるから入ってこいよ」



密室で二人っきり。

それは、何されるかわかんねぇから戸惑う
のか?


反応が楽しみ・・・・・・。




「うん。入るね」ガチャッ―――。



えぇぇぇぇぇ。

まじかよ。

ここが男の部屋だって分かってんのか?


たく、無防備なんだよ!!



「おい!あのさ」



「ん?何??」




笑顔で聞いてくるあいつ。

やっぱり似てる。


どうしても重ねてしまう俺。

未練がましいよな。




「ねぇ、な~に~??」



今度は、俺に近づいて上目使いで聞いて
くる。


うわっ!反則、レッドカード!!!


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