私だけの金髪王子様は二重人格

「おい、どした?」


なんもしゃべらない。


顔も、下を向いていてよく見えない。


本当にどうしたんだろう。



「あっ!ご、ごめんね!
そうだ!食堂いこうよ。先行ってるね?」



「はぁ?ちょっ!おい!!」



――バタンッ!!



急にそんなことを言って俺の部屋を出てい
った。



俺の頭にはハテナがたくさん出来ていた。



一つだけ分かった。


あいつが・・・・・・涙目だったってことが。



そんな時。

~♪~♪~♪


海からメールが来た。

タイミング考えろよな・・・・・・。



俺は、メールを読んだ。


・・・・・・どうでもいいんだけど??



他の男子にとっちゃ一大事かもしんねぇん
だけど、俺にとっちゃまじどうでもいい。



それ以上に、“あいつ”が気になって
る俺がいる。

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