私だけの金髪王子様は二重人格
「ほら」なんて言って胸を俺に向けてくる。
近い!!
桜井の胸が近いって!!
鈍感桜井っ!!
俺は正常な高校生男児だぞっ!!
でも・・・そんなんも悪くないかな。
「しょうがねぇ。借りてやるよっ!!」
なにするかわかんねぇけど。
なぜか嬉しそうな顔をする桜井。
こんなんぜってぇ襲えねぇから!!
桜井はすごくいい匂いがした。
いやなことなんてあったっけなんとも思えた。
俺が男で・・・しかも正常すぎる性格。
ってことも忘れちゃいけなかった。
なんか・・・ムラムラする・・・・・・。
誘ったのは桜井だからいいよな??
手ぇだしても文句なんて言えないよな??
「桜井・・・」
「なに??」
高さ的に俺が桜井を見上げる形になってい
る。
こんな体勢ですんのもいいかもな・・・・・・。
「桜井・・・俺の罰ゲームがこれだけでい
いと思う?」