私だけの金髪王子様は二重人格

「誰も挙げないのか?
俺が決めるぞ??」



はいはいはい、適当にどうぞ。

どうせ私じゃないし。

15年生きてきて一度も体験したことないし。


この考えはー・・・甘すぎた。



「そういえば、入試の一位と二位の奴がこの
クラスにいるじゃないかっ!」



そーなの!?


受験の順位ってのは知らない。


一位は風早相楽でしょ?


あいさつしてたし。


二位女の子なんだぁ。すごいなぁ。



先生は黒板に、“学級委員長”と書き始める。


そっと、風早相楽を・・・・・・


うん、予想どうり露骨に嫌そう。


やっぱり自分だって分かるんだ・・・。



でも風早相楽と一緒にやりたいって思う人
は多いよね。



ファンクラブ
あるくらいだし・・・・・・?


それに、周りの女の子の目が怖いよぉ。


獲物を狙っているような・・・・・・。



二位の人は、真面目だったらもっと被害
うけちゃうよ。


私はごめんこうむるかな。


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