私だけの金髪王子様は二重人格
桜井もなんで俺がそんなこと聞いてるの?
みたいな顔をしている。
俺もそう思うよ。
なんで聞いてんだろうって。
周りも転校生いや、尾崎以外は目が点。
発言をした安藤もだ。
「なんでって言われたら・・・今本の主役
が記憶喪失なので」
「あっ・・・そーですか」
少しの間沈黙があった。
そしていきなり・・・・・・
「私それ賛成!」
尾崎が立ち上がってそう叫んだ。
俺を見ながら。
何かたくらんでるなこりゃ。
このあと・・・もっとびっくりすることが・・・。
起こった。
「俺が話考えてやるよ・・・」
一人の男が立ち上がって言った。
はぁ?誰だよ。
「「「・・・・・・」」」
「なんだ、演劇部が二人もいるじゃないか。
このクラス、優勝狙えるんじゃないか?」