私だけの金髪王子様は二重人格
生徒みんながキョトンとなっているのをよそ
に担任はあの生徒に声をかける。
まず、演劇部があったのかって話だ。
・・・俺は初耳。
しかも、二人?
もう一人いんのか?
「演劇の内容を二人悪いが考えてもらえない
か?」
「「はい、わかりました」」
揃って二人が返事をした。
もう一人は・・・安藤だ!
不陰気からして納得。
なんか、演劇か読書部(ないけど)みたいだ
し。
こんなことになんなら、委員長いらねぇじゃ
ん。
この時間は何も決まらず終わった。
俺こんなんが一番めんどいんだけど?
授業終わったあと俺と桜井は担任に呼ばれ
た。
「急に委員長にして悪かったな」
最初は謝ってきた。
だったら、最初から選ぶなって俺は思った。
「悪いついでに演劇部のやつらの内容決め
手伝ってやってくれないか?」