私だけの金髪王子様は二重人格

ほとんど時間稼ぎにならず。


でも、今日はあみかのお見舞いに行くんでっ!


私は、気まずい中風早相楽と部屋に帰る。


会話なんてない。


風早相楽はなんかずっと不機嫌のまま。


だから、一言も放課後の手伝いのときは発し
ていない。



もっと気まずいからはっきり言ってやめてほ
しいかも。



私は、夕食が終わって一度部屋に帰ってか
らあみかの部屋に行くことにした。


さて行くか。


そう決めて部屋を出ようと思った。


すると・・・・・・




「どこいくわけ?」


そう言って風早相楽に腕を捕まれた。


一瞬だけ、ドキッってした。


首を横にふり、正気になる。



「クスッ。なにしてるわけ?」



あっ・・・久しぶりに本当のさわやかな姿。



なんて、ほっといて。



「い、いいいや、友達の部屋にね?」



あみかの部屋に行く。


でも、細かいことなんていいよね?

< 162 / 390 >

この作品をシェア

pagetop