私だけの金髪王子様は二重人格
ほとんど時間稼ぎにならず。
でも、今日はあみかのお見舞いに行くんでっ!
私は、気まずい中風早相楽と部屋に帰る。
会話なんてない。
風早相楽はなんかずっと不機嫌のまま。
だから、一言も放課後の手伝いのときは発し
ていない。
もっと気まずいからはっきり言ってやめてほ
しいかも。
私は、夕食が終わって一度部屋に帰ってか
らあみかの部屋に行くことにした。
さて行くか。
そう決めて部屋を出ようと思った。
すると・・・・・・
「どこいくわけ?」
そう言って風早相楽に腕を捕まれた。
一瞬だけ、ドキッってした。
首を横にふり、正気になる。
「クスッ。なにしてるわけ?」
あっ・・・久しぶりに本当のさわやかな姿。
なんて、ほっといて。
「い、いいいや、友達の部屋にね?」
あみかの部屋に行く。
でも、細かいことなんていいよね?