私だけの金髪王子様は二重人格
そう、あみかは誰よりも私を知ってる。
小さな変化に気づいてくれる。
私自身が気づいてないときもあるんだ。
誰よりも怖いしね?
小さいときずっと一緒だったから。
幼なじみは・・・この前いたことを知ったけ
どね。
王子に憧れてたときも、あみかは・・・
「大丈夫。運命の人じゃなかっただけ。
運命の人だったらまた会えるんだからね?」
そう王子さまをあきらめたときに言ってく
れた。
本当に小学生?と思ったくらい。
「ごめん・・・相談のってくれる?」
あみかは静かに頷いてくれた。
全部話した。
風早相楽のこと。
ドキドキするって。
でも・・最近は気まずいこと。
あと・・・なんで今日あんなに
“記憶喪失”に反応したのかって思ったこと。
あみかは、全部静かに聞いてくれた。
「そっかぁ。なんとなく気まずくもなるね。
でも・・・このままでいいの?」
“このまま”私たち今どんな関係なの??