私だけの金髪王子様は二重人格

そう、あみかは誰よりも私を知ってる。


小さな変化に気づいてくれる。


私自身が気づいてないときもあるんだ。


誰よりも怖いしね?


小さいときずっと一緒だったから。


幼なじみは・・・この前いたことを知ったけ
どね。


王子に憧れてたときも、あみかは・・・


「大丈夫。運命の人じゃなかっただけ。
運命の人だったらまた会えるんだからね?」



そう王子さまをあきらめたときに言ってく
れた。


本当に小学生?と思ったくらい。



「ごめん・・・相談のってくれる?」



あみかは静かに頷いてくれた。


全部話した。


風早相楽のこと。



ドキドキするって。


でも・・最近は気まずいこと。



あと・・・なんで今日あんなに
“記憶喪失”に反応したのかって思ったこと。



あみかは、全部静かに聞いてくれた。



「そっかぁ。なんとなく気まずくもなるね。
でも・・・このままでいいの?」



“このまま”私たち今どんな関係なの??

< 165 / 390 >

この作品をシェア

pagetop