私だけの金髪王子様は二重人格

いや、もう役者的スイッチが入っている
のかもしんない。


もう、すごいの一言だなぁ。


そして、風早相楽の読み合わせが始まっ
た。



やる所は、


“秀が、記憶をなくしののにひどい言葉
をぶつける”ってところ。



秀「お前だれ?」

のの「えっ!?秀、何言ってるの??」


秀「気安く俺の名前を呼ぶなよっ!
 他人のくせに!」



セリフはこれ。



ののは飛ばして演じる。



「じゃ、やるぞ??」



「はい、お願いします」



ー・・・・・・。


一度教室は静まりかえる。



風早相楽は、少し私に近づく。



うっ。悔しいがかっこいい。



あっ!また優しい笑顔・・・えっ!?



急に風早相楽の表情が変わる。

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