私だけの金髪王子様は二重人格

「もしかして、桜井“なんで自分が推薦
されたんだろ?”


とか思ってる??」




「うん!」



さっきまで、思ってたことを指摘された
から即答した。


すると、また風早相楽は笑いだす。



「まじかよっ!

ホント鈍感だなっ!」




いや、そうでもないけどなぁ。


ただ、根拠がないからなぁ。



「ん??

もしかして、理由知ってるの?」



「あぁ。あたりまえだろ?」



分からない人の前で、当たり前宣言・・・。



なんか・・・やだ。



・・・ムカつくじゃん!!




「・・・・・・それなら・・」



私は、上手くなりたい一心で間違った選択を
した。



「?? なんだよ?」

< 189 / 390 >

この作品をシェア

pagetop