私だけの金髪王子様は二重人格
【相楽side】



大会当日。


1‐Aって言うくらいだから、発表も
一番。



ま、別に軽くやればいいんだけどさ。


開会式(?)が終わった。


そして、桜井を見つけた。


緊張は・・・・・・してない、か。


小さい行事だしな。はは。



うん・・・・・・俺も本音ありえないって
思ってたんだぜ??


・・・・・・が、桜井はかなりふるえていた。



どんだけだよ―・・・・・・。



ま、緊張を紛らわしてやるために声でもか
けてやるかな。



“バシッ!!”



俺は桜井の頭を叩く。



「いったぁ!」



案の定マヌケな声をあげる。



クスッ。


やっぱおもしれぇ。

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