私だけの金髪王子様は二重人格

「相楽っ!!」


いきなり名前を呼ばれて振り返る。



「・・・尾崎さん・・何??」



にこにこしながら近づいてきたのは、



尾崎だった。



こいつ・・・・・・



姫野あやめの意見に同意して、


俺を秀役にしたんだ。




なんでそんなことしたんだ??




それにあの笑み・・・・・・


わかんねぇ。



しかもいきなり―・・・・・・。




バンッ!!!


と、勢いよく机を叩く。



なんなんだ??



俺は、目を丸くする。



「なんでッ!!・・・

なんで・・・あの子なの!?」



あの子??



誰のことだ??


説明不足だっての!

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