私だけの金髪王子様は二重人格
切なそうに尾崎は語る。
―――ぽたぽた。
ついには・・・・・・
なき始めた。
なっ!!?
また誤解を招くようなことしやがってっ!
「あぁーー!!相楽が女の子泣かせてる
じゃんっ!!
なになに~?夫婦喧嘩??」
海が冷やかしてくる。
この酔っ払いふざけんなよ??
あんまり調子に乗ると・・・・・・、
痛い目あうぞ??
俺はそう思いながら海を
睨んだ。
「うっ・・・・・・なんだか寒気が・・?」
はっ、いい気味だぜ??
「でもさぁ、2人ずっと話してなかった?」
「なかったよ?」
「「「・・・・・・」」」
ある一人の男が言ったことに俺は即答
した。
会場は静まり返ってしまった。