私だけの金髪王子様は二重人格
「いないのッ!!
相楽は・・・・・・初恋なの!!
絶対あきらめない・・・ッ!!」
「はぁ~っ」
どうしても、
やさしくいってあきらめてもらうのは
無理みたいだ。
・・・・・・初恋。
そう言われちゃ俺は弱いからな。
でも、
今は・・・・・・
初恋は実らないって思っちゃってんだよ
な・・・俺。
「でもさ、俺は尾崎を知らないから。
だから・・・・・・、
過去の話をされても困るから」
「ぐすんッ」
ったく、泣き止んでくれよ・・・。
そこからまた会話がなかった。
でも無事尾崎の部屋の前に着いた。
けど・・・・・・、
尾崎は部屋に入ろうとしない。
「尾崎さん??
入んないの??」
「・・・負けないから。」