私だけの金髪王子様は二重人格
「あっ、二人帰ってきたじゃん」
「え??ホントだ・・・」
向こうから、あみかと
風早相楽が帰ってくるのが見える。
海くんに、
“風早相楽に好きな人っているの?”と
聞こうと思ったんだけど・・・。
まぁ、いっか。
あっ、そうだ。
こっちも聞いておこうかな。
「海くん?」
「え??なに??」
「海くんは・・・・・・、あみかのこと
・・・どう思ってるの??」
好きなの??
もしそうだったら、思いを伝えて
ほしいな。
そう思ったのに・・・・・・。
「クスッ。ははっ・・・・」
海くんは、笑っている。
「夢虹ちゃんって・・・かなりの鈍感??
俺あんな行動とったのに、分かんない??
さすがに、
あみかは気づいてると・・・思うけど
なぁ」
「ごめんなさい・・・・・・」
「いいって!けど、相楽大変そうだなぁ」
「風早相楽がなんで??」
なにがあの人は大変なの??
私、
なにか迷惑かけちゃってる??
私は、すごく心配になった。