私だけの金髪王子様は二重人格

ってわけで、俺は最悪な日々を残り
の夏休みは


送っていたんだ。



「海・・・どう思う?」



・・・・・・。


あれ?

海いなかったっけ?

俺は海の方を見た。


なんだ、いんじゃんか。



「相楽・・・・・・お前ばかになった?」




「はぁ?なんでだよ!!」



いきなり話したと思ったら


なんで馬鹿扱いなわけ??

「だってさ、それって告白されてるもん
じゃねぇの?」



「は?誰に?いつ?」



何いってんだ海は。


俺、誰にも告白なんてされた覚えない
ぜ?



「はぁ~っ。相楽ってさぁ、
夢虹ちゃんのことになるとほんと鈍い
んだな・・・・・ま、そこが面白
すぎるけどな?」



海は、俺を馬鹿にしてる・・・ん
だよな?


俺、鈍いか?


ただしんちょうになっちまうんだよな・・。


傷つけたくなんか・・・ねぇしさ・・。


けど、


ずっと桜井の心は読めなくて。

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