私だけの金髪王子様は二重人格

「相楽様女の子の扱い上手そうだよね~」



今は、教室に向かう途中。
またあみかが風早相楽の話をしている。




まぁ、金髪だし女の子とたくさん遊んだりし
てそうだわ。



「ねぇあみかぁ~私あみかと同室になりたい
よ~」



「あぁ~それは無理!」



「え゛・・・・・・」


即答で答えは返ってきた。ひどい。親友って
思ってたの私だけ?



「夢虹?勘違いしないでよ?なりたくないわ
けじゃないよ!!」




??どうゆうこと?




「夢虹には、わかんないか。私の頭文字は
“に”だけど、夢虹は“さ”だよね?たぶん
隣になれないんだよね。距離的に・・・。
だから、なりたくないわけじゃないの!!
わかってくれるよね?」




そっかぁ、そういえば机が隣の人と同室だっ
たっけ。
ん?ってことは――・・・・・・。

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