私だけの金髪王子様は二重人格

けどさ、欲張りたいな。


「取られたくねぇ・・・・・・
俺のもんにしてぇ・・・・」



「おぉ!やっと王子様の本音が
でたなぁ~」



「はぁ!?からかうなって!!」



俺は真剣に怒ってんのに、

海は一人で



初々しいなぁ~なんて語ってやがる。


なんなんだよ。

おっさんくせえよっ!


「そうゆうお前はさ、新田さんと
どうなわけ?」



「俺??進展なし・・・・・・ってかさ
あみかって好きなやついんじゃん?」



「はぁ?嘘だろ?」



海・・・・・・新田さんの気持ちに
気づいてんのか?


俺は、


プールの日新田さんの手当てをしたとき、
二人で話していた。


まぁ、海にむりやり二人っきりにされた
イラッとは



きたけどな。


頑張って聞いてやったわけ、
海のこと。



そしたら真っ赤になって・・・・・・、



「気持ちもないのに・・・・・
あんなこと言わないでほしいよね・・・」


なんて言ってた。

< 323 / 390 >

この作品をシェア

pagetop