私だけの金髪王子様は二重人格

「新田さん・・・・・・桜井なんか
あった?」



「んー・・・えっと、相楽様が行けば・・・
私も安心かな・・・・・・。
保健室にいるんです・・あの出来れば、
行ってあげてくれませんか?夢虹のところ
に。」



保健室かぁ。

それに、

新田さんに行ってほしいと言われた。

まぁ、行くつもりだったのだが・・・・・・。


「あぁー、俺はいくつもりだから・・・・」


初めて、


新田さんの前で王子様キャラをやめた
気がする。



「あっ、それが夢虹だけの相楽様かぁ~
愛されてるなぁー」


桜井だけの俺・・・・・・?

まぁ、

今そうなんのかな?


「相楽、担任には言い訳しとくから
早くいけよ~」



「そうそう!」



二人に押された俺。


言われなくって行くっつってんだろ?

ま、

たまには行ってやるよっ!


「サンキュー!!」



それだけ言って俺は走り出した。



桜井の元へ・・・・・・、


大好きなやつの元へ。

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