私だけの金髪王子様は二重人格

けど道のりはそう簡単じゃねぇのか。


はぁはぁ・・・・・・。


やっべ・・俺めっちゃ体力ねぇじゃん。

ってか、

保健室遠いんだよっ!


でも、

あとちょっとだな。


そう思ったときだった。


ガシッ。


俺の腕が誰かにつかまれたのは。


「あぁ゛?!誰だよ??」


しまった・・・!

裏で言っちまったよ・・・。


くっそ、どうにかして口止めを・・。


「行かせないからっ!夢虹ちゃんの
ところなんか・・・・・・」


え?


そう、

俺の腕をつかんでたのは・・・・・・
尾崎だったんだ。


「ふっ。俺の行くところは・・・・・・
桜井のところしかないよ?」



俺は、

今言ったことに自信があった。

そうだ。

俺は桜井以外に行くところがねぇんだ。


桜井に幸せを与える存在でいたい。


もしも、

一番大切な存在になってやれなくても・・



俺には・・・・・・、

桜井だけだ・・・・・・他はいらねぇ。

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