私だけの金髪王子様は二重人格

けど、

彼が立っただけで・・・一発で
決まるとは・・・・・・。



「先生・・・俺、委員長ですし、
一番前なんで変わりますよ」



「おぉ。風早か・・・俺もいいと思うな。
みんなはどうだ?」



「「「えぇ~!!」」」


男子のみんな、そこまで?


そのとき、海くんの後ろの子が・・・
他立ち上がった。


「先生!みなさん、わたくしの前になりたい
のですわ。ですが、わたくし的にも相楽様
が好ましいですわ」


それだけ言って・・・・・・、
姫野さんは座った。


そっか、

みんな姫野さんの前だから狙ってたのか。


そのとき、海くんが・・・・・・



「なわけねぇだろ・・・勘違いヤローが・・
少なくとも、相楽は立候補しなくなる
っつの」


と、裏の顔で言っていたことは
忘れよう。



「なんだ、そうだったのか?
じゃぁ、風早と天童が変わるんだな?」



「ちょっ、先生・・・」



「じゃぁ、これで終わるぞ~」


石井くんは、

まだ何か言いたそうだったけど、
先生のせいで


言えなくなっていた。


可哀想・・・・・・。

「桜井?」

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