私だけの金髪王子様は二重人格

今は、すっごく隣が辛いよ。

聞きたくない

相楽の過去を知ってしまいそうで
怖いの。


だから・・・・・・、

いつも、

あみかの席へ逃げるの。



「夢虹?いいの?相楽様と話さなくて
さ」



「だって・・・・・・話せないの・・」



あみかはいつも私のそばにいてくれて
慰めてくれてるの。


絶対・・・海くんとあみかの恋も
応援するね。


「夢虹ちゃん!」



「えっ!?」


あっ、海くんか・・・・・・。


そういえば、

あみかの隣だもんね。



「あんさ、こんなんじゃ・・・俺が
席変わった意味がねぇ」



「それ私も思うよッ!」



はぁ・・・じゃぁ、
どうしろっていうのかな・・・?


二人は・・・・・・・。



「あの席に一回座ってたほうが
俺いいと思う」


はいはい・・・。



「えぇぇ!?無理無理」


あの席に授業でもないのに
座ってるなんて・・・・・・。

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