私だけの金髪王子様は二重人格

ん？


嫌いになりたかった？


「どうゆう意味だ？」



「嫌いになれた方が絶対、
楽だって・・ヒック思ったよぉ！？
けど、好きなんだもん・・・」



「夢虹・・・・・・」



「だから・・・、相楽の初恋の子の次
の女でいいの！」



急に、

夢虹は涙を振り払ってそう言った。



「はぁ～っ。違うんだ・・聞いてくれる
か？」



「ふぇ？？」


夢虹は一人でいろいろ考えてくれてた
ことに


すっごく感動してしまった俺。



小さい頃のことを話すことに
した。


「て、ことなんだけど・・・
おわっ、夢虹！？」



夢虹は

さっきよりも大量の涙を流して
いたんだ。


「相楽・・・えらいよぉ。そこまで
して家族を・・・」



夢虹、


俺のために泣いてくれてんだな。


ったく、


好きだよ・・・・すっげぇすき。