私だけの金髪王子様は二重人格

ここは、学校だ。
キャラをつくらねぇと。


「なんだ風早いんなら早く返事をしろ!!!
てっきり、みんなの王子は休んだのかと思っ
ただろーが」



ふん。今は、十分休めばよかったって思って
るよ。



「いえ、考えごとをしてて」



「ま、いい・・・・・・」



そういって担任は続ける。



おっと、そうだ。
桜井に礼でも言っとくかな。



「おい・・・桜井」


桜井が振り返る。
ん?などと言って。



うわっかわいい。


耳に髪の毛をかけている。
んで、こいつ俺がドキッとくる仕草ばっかす
んだよ!!



「さっきはどーも☆」
結構な笑顔で言ってみたんだけど?



「べ、べつに。いいよこれくらい」
そういって、桜井も笑顔を返してきた。

俺の笑顔には動じてないみたいだ。


やばい。反則・・・・・・だろ。

つか、担任まだはなしてるし。

長いんだけど。
担任まぁ、名前は工藤深月(くどうみつき)。
かわいらしいお名前で。


「・・・・・・ではこれから頑張りましょう」



やっと終わったし。



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