私だけの金髪王子様は二重人格

あっ顔に書いてあるって書いてある。


さわっ。


そういって私は顔を触る。



どこら辺に?そう思いながら。



――ぼかっ!!

本日三枚目の手紙が飛んできた。




何枚投げてくるつもり?


ガサガサ。広げてみる。



“お前本物のバカか?
本当に顔に書いてあるわけねぇだろ!”




えっ・・・そうなの?

し、知らなかった。てっきりマジックでも
書いてあるのかと・・・・・・。



あぁ~もう!いいじゃん。

しつこいしぃ~~くどい!




私は、手紙の返事は返さず・・・風早相楽に
向かって、あっかんべーだけしておいた。



風早相楽は・・・・・・はぁ?《怒》
的な顔をしていた。


ふん!もうしんない。



今日の残りの授業は、右の席を一切見なか
った。


目も合わせたりしなかった。

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