私だけの金髪王子様は二重人格
「夢虹?今日一緒にいれなかったこと怒って
るの?」
「べっ、別に怒って、ないよっ!」
私は、焦り気味でそう答えた。
「ぷっ。あっははは!ふっ、何・・・あははっ」
あみかは、急に笑い出した。
なにがあったの?
「夢虹、嘘つくの下手すぎ!顔に怒ってま
すって書いてあるよ?」
あみかは、笑いをこらえながらそう言った。
って、えっ!?また顔に書いてあんの?
今度は、確かめなきゃ。
「あみか!鏡ある?」
「えっ?あるけど・・・はい」
「ありがとっ!」
あみかは不信に私を見ていたけど、鏡はち
ゃんと貸してくれた。