私だけの金髪王子様は二重人格
「いや、いやかわいくないって!私超ブスだ
し?」
私がブスなのは、ずっと分かってるんだ。
昔、近所に住んでた王子様。
好きでは、なかった。けど、近づきたかった。
王子には幼なじみという大事な存在がいた。
ある日王子がはなった言葉・・・・・・。
「女ってさぁ、告白もされたことないやつなん
てクズだよな?ブスってことだもんなぁ」
私は、告白されたことなかったから、王子に
は近づけないって実感した。
王子は転校しちゃったし。
私がモテたいのもまだこれを根に持ってるの
かな。
はっ!
ブンブン!首を横に振る。
もう忘れるのっ!
なんて、私が昔話を思い出してたんだけど・・・。
あみかは、「もう何してんの?行くよ!」な
んて言って寮に足を進めていっている。
「ちょっ、 待ってよぉ~!」
しかも歩くスピードはやっ!
なんでそんな速いわけ?
そんなことを思っていれば・・・・・・もう寮の
前。
「んじゃ夢虹、夕食でね!」
あみかは、さっさと自分の部屋に入っていっ
てしまった。
昨日は、部屋に入るの嫌がってなかったっけ?