私だけの金髪王子様は二重人格
「ふっ。とぼけたって無駄だけど?
俺からは逃げられないし。いや、逃がさない
から」
なんか、決め台詞みたいに言いやがって!!
おもしろがんなぁ~!!
俺様!二重人格!!ついでに変態講師ぃ~!
ヘルプミ~!
いやぁ~~。なんか怖いしさぁ。
「が、頑張って逃げます」
なぜか、対抗心が出てしまった。
しかも敬語にも・・・・・・。
「ってか、敬語になったり噛んだりするぐら
い動揺してんのに、逃げれると思ってんの?」
「うっ。お、思いません」
「だよな。一つだけ言っとくけど、俺罰ゲー
ムで毎回なにか貰うからな?」
なにか??
題材などを言ってほしいかも。
「じゃ、さそっく罰ゲーム・・・を頂くね」
ん?なんだって?
重要なとこ聞こえてないよ??
「は、はぁ」
なぜか、近づいて来る彼。
金髪の髪が私の頬に触れる。
きれいなブラックな・・・瞳。
なにかに吸い寄せられてる気分になる。