私だけの金髪王子様は二重人格
一番気にかかること・・・・・・それは。
風早相楽は、罰ゲームってだけでキスして
来たの?
気持ちはこもってないの?
なんで私胸が痛むの?
自分が自分でわからない。
なんでショックなんて受けるの?
分かったことも一つあった。
すごく、すごくドキドキしていた。
何にドキドキしてるのとかは、まだ良く分
からなくて。
「おい、なに黙ってんの?」
はっ!?ここで心を読まれちゃだめだ。
「な、なんでもないって!
あぁ~でももう眠いから、寝るね!
おやすみ☆」
バタン――。
私は、部屋に逃げ込むように入った。
きっと寝ればこのモヤモヤした気持ちも無く
なってくるよね?
唇がすごく熱くなったこの温度も冷めるよ
ね?
私は、自分の気持ちを知らない。
そして・・・・・・。
そんな私の気持ちを気づかせてくれる存在
が、迫っていることも。