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夏とかいう奴は、屋上に行くためなのか上に行く階段に足を掛けたがやめて、帰るみたいだった。

「おい、帰るのか?」

「だったら、なんだ?」

「じゃあ、俺もサボる。」

「勝手にしろ。」
俺も階段を降りた。


本当に面白い奴だ。

怖いから媚を売る訳でも無く、
スタスタ俺の横を話しかけられないよう祈って歩いている奴とは
全く違う。



「気に入った。」


ホントにそう思った。
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