駝鳥とリンドブルム
「危険って、何がだよ?」

「依存される危険さ」

「それが、寄り添うってのに、どう関係してるんだよ?」



俊樹は人差し指を立てた。



「まずは、言葉を定義しよう」

「定義?」

「意味を明確に分けようってことさ」



ややこしい言い回ししやがって。



「まず、依存とは、他のものを頼りにして存在すること」

「おう」

「次に、寄り添うとは、そばへ寄る事」

「おう」



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