真実の笑顔。
伊集院は自分の腕を俺の腕に絡めて引っ付いてきた。










「私、俊太君と付き合ってるの」














「「えぇ!!??」」












俺と、三井って奴の声が重なった。














「最近、俊太君と付き合い始めて・・・」














俺の呼び方も変わってるし・・・。














「俊太君のこと、大好きなの。俊太君以外考えられない。」












伊集院は俺の顔をじっと見た。いや、ちょっと、睨んだ。















なんか、『お願い!演技してっ』って言ってるようだった。
















「あー・・・。桜は、俺の女だから?手ぇ出さないで?」














こんな感じでいいのかな・・・・・。














「たたたたたたた・・・高橋君は、敵にできない!!!!」















そういって三井は教室を出て行った。












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