真実の笑顔。
俺は、意味があるんだ。














俺の本当の両親がいなくても・・・意味はある。
















「捨てられたんだ。本当の両親に。」

















俺は、そう話し始めていた。

















「顔はわかんねぇ。だけど、ガキの時、教会で捨てられた。そんで、そこに住んでた神父さんに育てられた。いい人なんだ。見知らぬガキに、ミルクやったり、ずっと育ててくれた。」

















「いい人だね、その神父さん」














あぁ。いい人だ。














「俺のたった1人の家族だった」















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