真実の笑顔。
「・・・え?“だった”って・・・?」












そう、過去形。
















「亡くなったんだ。俺が中1ん時に。年も年だったしな。でも、それから俺はずっと1人だったんだ」














神父さんだけが俺の生きる希望だった。















優しく接してくれた。















「それから、俺は笑うことが無くなったんだ」
















笑う理由なんて無くなったから。
















笑う必要なんてなくなったし、笑い方も忘れた。













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