Pure Love





「杏、しっかりしろ!
俺はココにいる。」



ぐっと力を込めて抱きしめる。



杏子は少し落ち着き、目を開ける。



「…龍太。
ここは・・・」


「保健室。
教室で倒れたんだよ…。
杏子、覚えてる?」



少し考え込んで、横に振った。


「ごめん…、何があったか。
思い出せない。」


「そっか…。」



杏子は俺を見つめる。






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