Pure Love
「龍太っ♪」
と元気な杏子。
「お客さん…-」
と二人を前へ。
杏子は信じれない…という顔をしている。
「嘘…-!
パパとママ?」
「大丈夫なの?
ようやく休みが取れて…」
「遅くなって、ごめんな!
杏子。」
どんっ!とすごい勢いで抱きついていく杏子。
泣きながら二人を呼ぶ杏子を見て、俺は思った。
やっぱりさびしかったよな・…。
この日。
涙を流し続ける杏子を、俺は。
とても愛しく思った。