Pure Love
「おーい!杏子。
準備できたのか?
そろそろいかねーと…」
翌朝。
スーツを着て、玄関前で杏子を呼ぶ。
「じゃーん♪」
階段で決める杏子。
ネクタイ…結べてる?
「練習したの!
入院中に…。
1つでも成長したくてさ。」
可愛い笑顔で「えへ♥」と首を傾ける杏子。
俺は力強く抱きしめた。
「龍…」
「離れんなよ!
俺から逃げようとするなよ!
ずっとそばにいて…-」
朝からラブラブで学校へ向かった。