Pure Love






もしかしたら錯覚かもしれない。




勘違いかもしれない。




だけど本当に一瞬だけ。



龍太と目があった気がした。



ただそれだけなのに、スーっと。



心が楽になった。



「大丈夫?
杏、先生と後で話してみなよ?」




後ろから声をかけてきた望美。




そんな一言に私はうなずいた。




そのまま進んだ式の間、私はずっと頭で考えていた。





…-私と龍太は離れても大丈夫?







< 205 / 238 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop