Pure Love






私は不安で押しつぶされそうだった。





しかし、龍太と笑うこと。




全てが…大好きだった。




「かけるよ、私。」





そう言って握る手は汗でいっぱいだった。




『…はい。』



「ママ?
あたし、杏子。
連絡したでしょ?」



『あぁ…うん。
あのね、パパが仕事を本格的にこっちでやるみたいなの。
杏子…アメリカに来る?』





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