ことだま。
あたし

ささやき声
笑い声
大きな声に
小さな声

どれも全部
伝えるための言葉になる

大切な大切な
言葉の手前になる

『声』というのは
出した瞬間
『言葉』になっていて

『言葉』というのは
聞こえた瞬間
それが『言葉』だということを
なぜか忘れてしまう

それはきっと
当たり前のことだから

当たり前すぎて
気づかないんだ


でもそれに
立ち止まって
気づいたあたし

今日はそんなあたしを
久しぶりに
誉めてやろうかな


もちろん

『声』じゃなくて
『言葉』でね




< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

寄り道

総文字数/1,600

その他7ページ

表紙を見る
あたし、17。

総文字数/474

詩・短歌・俳句・川柳4ページ

表紙を見る
恋距離恋愛

総文字数/530

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop