俺のカーディガン
「ブカブカだな」



「大丈夫だよ
あったか~い」




ゆうの笑顔で俺の口元も自然に緩んでくる





「ハル、本当に寒くない??
大丈夫?」




………困らせたい

俺の血の中にいるSさん達が騒ぎ出した







「やっぱ寒いかも」




俺は、わざと寒いって言った




そしたらゆうが心配してくると
分かって



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