告白[短編集]
なんかすごい話進んでないか?


婿養子って。


……まぁ、一人っ子の舞と結婚するなら、そらそうか。


俺上いるし、婿養子いけるな。


孫って。


……まぁ、確かにおじさん年だよな。


年の差結婚で、おばさんと10才違うもんな。


舞の子供か。


舞が俺の子を産む。


やべー、マジうれしい。


って言うか、他の男の子供なんて産ませるかよ。


「隆、私はそうなってもいいって思ってるって話で、強制じゃないからね。
舞ちゃんに他に好きな男出来るかもしれないし。」


母さんの意地悪そうな笑顔。


『好きな男』?


そんなのありえない。


舞は俺のものだ。


俺と結婚して、俺の子供を産むんだ。


そして二人で年をかさねて行くんだ。


俺の過去にいつも舞がいたように、俺の未来にも。


そこには、舞がいなくちゃいけないんだ。



「もう、お母さんたらいい加減にしてよね。」


おばさんに怒ってる舞。


俺と結婚したくないのか?

いてぇな、考えただけで胸が痛い。


俺の子供なんて産みたくないなんて言われたら。


うん、俺倒れるな。


確実に気絶するな。
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