告白[短編集]
そのかわりに、お互いの家で遊ぶ時は前より仲良くなったけど。


正直、相合い傘は俺はうれしかった。


もうその頃には、俺は舞に恋してたから。





「先輩だめだって。」


聡がとめてる声。


とにかく、舞の事ばれる前になんとかするか。


俺は2階に上がり始める。

「何やってるんですか?」


突然の俺の登場にびっくりしてる三人。


「隆、えっと、そのー、ゲーム買うって言ってたから、部活の前に少しどんなやつなのか見たくて来たんだけど……。」


聡が説明してくれるけど、後の二人はゲームなんて、もうどうでも良さそうな顔。


「中井って、彼女いたんだな。」


先輩のニヤついた顔。


「あー、先輩、とにかく、下行きませんか?」


「なぁ、彼女紹介しろよ」


俺の話し聞いてねぇな。


「その話しは、下でお願いしますよ。



「隆?」


チェッ、舞が起きちまった。


「聡、下連れていって。」


聡に言って、あいていた部屋のドアを閉める。


「隆?」


俺のベットから、目をこすりながら起き上がる舞。


めちゃくちゃ、可愛い。


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